2019年10月5日、川崎の生田緑地に行ってきました。
生田緑地は小田急線の向ヶ丘遊園駅から歩いて10分ちょっと。メタセコイアの並木が美しい緑地の中に、日本民家園や岡本太郎美術館、藤子F不二雄ミュージアムやプラネタリウムなど、様々な施設があって楽しいところです。今回は、日本民家園を中心に歩いてきました。
日本民家園は、全国各地の古民家を移築した野外博物館です。江戸東京たてもの園と比べると、展示内容や建物の多様さなど、やや劣るところもあります。しかし、東京都立と川崎市立ということで、財政力の差を考えれば、とてもがんばっている施設だと思います。 今回は10月なのに蒸し暑い日でしたが、秋の紅葉が綺麗な頃にまた行ってみたいと思います。
1メタセコイア並木と岡本太郎美術館
日本民家園の開園まで時間があったので、緑地内を散策しました。プラネタリウムのある広場には、SLが展示してあります。
広場を抜けて岡本太郎美術館方面に向かうと、生田緑地名物の一つ、メタセコイアの並木があります。今回、XF35mmF2しか持っていなかったのでなかなか全容を捉えきれませんでした。次回は広角レンズを持って行こう。
岡本太郎美術館の屋外には「母の塔」が立っています。高さは30mあり、迫力があります。公式サイトによると、「大地に深く根ざした巨木のたくましさ」、「ゆたかでふくよかな母のやさしさ」、「天空に向かって燃えさかる永遠の生命」を表しているそうです。
2日本民家園を歩く
今回はメタセコイア並木の横にある「奥門」から入園しました。そのため、正門から入園するルートと逆になっています。入園料は500円です。年間パスポートが1,000円ということで迷いましたが、今回は1回券で入園。
江戸時代の豪農の家を中心に、建っていたエリアごとに展示されています。茅葺き屋根は迫力がありますね。
秋ということで、米の収穫期に行われていた行事の展示もありました。
世界遺産となっている白川郷・五箇山の合掌造りの民家もあります。ボランティアの方々があちこちで解説や囲炉裏の火入れなどを行っていました。このあたりでは「岐阜や富山に行かなくても、川崎で世界遺産が見られるんです!」と誇らしげに解説していました。
彼岸花が咲いていたり、石仏があったり。
宿場に来ると正門も間近。開園直後に逆ルートで回ったためか、ほとんど人に会いませんでしたが、このあたりは外国人観光客やシニアの団体で賑わっていました。
3おまけ 升形山に登る
日本民家園を出て向ヶ丘遊園駅方面に向かうと、左手に「急坂あり」と書かれた升形山への案内板があり、行ってみることにしました。山頂は広場になっていて、立派な山頂碑と展望台がありました。標高は84m。
展望台から、都心方面の眺め。空気の澄んだ日は、西には南アルプス、北には谷川岳や男体山なども見える、と展示されていましたがほんとかな。この日は富士山と手前の丹沢、奥多摩、更に奥の奥秩父と思われる山並みが見えました。
生田緑地は気軽に行けて、とても楽しいところです。また季節を変えて、遊びに行こうと思います。