2022年9月30日、北アルプスの燕岳(つばくろだけ)に登りました。
ようやくこの日が来ました。3年ぶりの北アルプス登山です。天候に恵まれて、最高の一日となりました。
先日実家に行った際に、登山好きだった父が遺した山の写真を眺めていたら、美しい燕岳の写真の数々を見つけました。父が「登ってごらん」と言ってくれているような気がして、今回燕岳を選びました。白く美しい山容とそこから眺める名峰の数々。合戦尾根を登り終え、稜線に立ったとき、その絶景に感動しました。
写真はすべてGFX50SⅡ/GF35-70mmF4.5-5.6WRの組み合わせです。
1.合戦尾根を登る
朝5時過ぎに駐車場に到着。平日だからと甘く見ていましたが、なんとか第3駐車場の最後の1台に滑り込みました。危なかった。週の後半に確実に停めるには、前日入りして車中泊するしかなさそうです。
車で朝ごはんを食べ、装備を整えて6時過ぎにスタート。
第1ベンチ、第2ベンチ、第3ベンチとちょうどいいタイミングで休憩スポットが表れます。
久しぶりの標高差千メートル超え登山のせいか、どうも飛ばしすぎな気がする。
8時過ぎ、合戦小屋に到着。夏の時期はスイカが有名ですが、すでにシーズンは終わっています。
合戦小屋を過ぎると、木々が低くなってだんだん視界が開けてきます。稜線近くでは紅葉も進んでいました。
槍ヶ岳がばっちり見えました。斜面も少し色づいています。
2.稜線に出て燕岳へ
9時少し前、ついに稜線に出ました。途中飛ばしすぎて後半ちょっとバテ気味。でもこの絶景を目にして疲れも吹っ飛びました。ようやくアルプスに戻ってこられた感動のせいか、ちょっと泣きそうになりました。
燕山荘から大天井岳に続く表銀座縦走路、右手には穂高連峰と槍ヶ岳。
槍ヶ岳と穂高連峰をアップで。自分が登る日は来るのだろうか...
双六岳から三俣蓮華岳、鷲羽岳など名峰の数々。黒部源流の山々や、雲ノ平は死ぬまでに一度歩きたいと思っています。
そして北燕岳の向こうには、立山、剱岳、針ノ木岳と後立山連峰の山々。本当に雲一つない快晴でした。
3.せっかくなので、北燕岳へ
せっかくなので、北燕岳に行くことにしました。
北燕岳から眺める燕岳は、また違った印象です。
東側は八ヶ岳と南アルプスのシルエット。うっすら富士山も見えていました。他にも北信越の山々が360度丸見え。登りたい山がたくさんありすぎます。
こんな絶景を独り占めしながら、北燕岳でお昼休憩。幸せでした。後からご夫婦が来たくらいで、こちらは本当に人が少ない。北燕岳、おすすめです。
4.燕山荘へ戻って下山
日帰りで帰るのは名残惜しいですが、来た道を戻って下山します。
3年ぶりの北アルプス登山、最高の天気に恵まれて、絶景に大きな感動を味わうことができました。山はそろそろ紅葉の季節です。次はどこに行こうかな。
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