Little Wing

カメラを持って、山に登ったり街を歩いたりします。

11月の奥秩父・金峰山 大弛峠往復で手軽に絶景を楽しむのんびり登山

2019年11月2日、奥秩父金峰山に登りました。
金峰山への登山口はいくつかありますが、この日は職場の面々とのグループ登山だったため、初心者でも登れる大弛峠(おおだるみとうげ)を往復するルートにしました。快晴の一日、素晴らしい眺望を楽しむことができました。 DSCF1520.jpg

大弛峠から登る金峰山は、標高2,300mまで車で上がれるうえ、山頂までの距離も短いので、初心者でものんびり楽しむことができます。大弛峠へは、中央本線塩山駅から予約制のバスが出ています。途中でタクシーに乗り換え、片道1,800円。この日は3連休初日の晴れ予報の一日とあって、バスは満員でした。
先日の台風の影響も心配しましたが、登山道はきれいに整備されていて、支障はありませんでした。ありがたいことです。

1.大弛峠から登る

9時頃、大弛峠に到着。車中から見た標高1,500mあたりの紅葉が綺麗でしたが、登山口の標高がすでに2,300mあるため、紅葉は終わっています。登山口は駐車場の奥、長野側に向かって左手です。
このルートの良いところは、苦しい樹林帯の登りがなく、いきなり奥秩父縦走路に入れるところ。さっそくシラビソと苔の森を歩いていきます。この針葉樹の香りを嗅ぐと、ああ奥秩父にきたなあと実感します。 DSCF1402.jpg DSCF1406.jpg DSCF1409.jpg

木々の間から、雲海に浮かぶ富士山がちらり。これは眺望も期待できそうです。 DSCF1413.jpg

9時30分、朝日峠に到着。多少のアップダウンはありますが、それ程きつくありません。 DSCF1416.jpg

2.最初の絶景ポイントへ

天気も良く、気持ちよく歩けます。ここを抜けると、絶景ポイントがあります。 DSCF1425.jpg DSCF1427.jpg

突然視界が開けて、この眺めです。雲海に浮かぶ富士山、南アルプスの山並み。 DSCF1438.jpg DSCF1440.jpg

10時過ぎ、朝日岳に到着。ここを抜けると、目指す金峰山が見えます。 DSCF1448.jpg DSCF1561.jpg

しばらくシラビソと苔の道を行くと、山頂に続く稜線に出ます。 DSCF1468.jpg DSCF1470.jpg DSCF1471.jpg

3.金峰山山頂へ

11時頃、稜線に出ました。まず見えるのが、瑞牆山八ヶ岳。右奥には北アルプスも。 DSCF1480.jpg

山頂へ続く道。すばらしいですね。 DSCF1543.jpg

大きな岩を乗り越えていくと、金峰山のシンボル、五丈石(五丈岩)が見えます。「山と高原地図」の解説によると、「信仰に由来する御像石が転訛したものなので、正しくは五丈石(ごじょうせき)」だそうです。 DSCF1520.jpg

12時前、山頂に到着です。五丈石、結構登ってる人がいますが、信仰の対象なのに登っていいんでしょうか。 DSCF1504.jpg DSCF1500.jpg

4.眺望と苔を楽しみながら下山

13時過ぎ、山頂でお昼ごはんを食べてゆっくりしたら、下山にかかります。
名残惜しいですが、眺望を楽しみながら下っていきます。 DSCF1532.jpg DSCF1540.jpg

立ち枯れのシラビソの道。 DSCF1586.jpg DSCF1578.jpg

富士山手前の山々は紅葉が綺麗です。 DSCF1599.jpg

苔の撮影をしながら下ります。最後尾で写真を撮るために何度も立ち止まりますが、同行者には待たなくて良いと伝えてあります。 DSCF1618.jpg DSCF1622.jpg DSCF1627.jpg DSCF1631.jpg DSCF1652.jpg

5.おまけ:夢の庭園と大弛小屋でのんびり

14時頃、大弛峠に下山しました。予約した帰りのバスまで時間があるので、「夢の庭園」に行ってみました。金峰山とは反対側の大弛小屋側にあります。
以前登った際に、国師ヶ岳北奥千丈岳には登ったことがあります。更にこの道をずっと辿って行くと、甲武信ヶ岳を過ぎ、雲取山に出たあと、最後は石尾根を経て奥多摩駅まで歩けるそうです。 DSCF1701.jpg

15分ほどですが、すこし登ります。「もう終わりだと思って気を抜いてしまったから辛い」と同行者にぶうぶう言われました。道は整備されていて階段もあり、歩きやすいです。 DSCF1662.jpg

到着。素晴らしい絶景です。先ほど歩いてきた稜線と金峰山がよく見えます。 DSCF1692.jpg DSCF1669.jpg DSCF1685.jpg

バスの時間まで、大弛小屋で同行者はビール(飲めない私はコーラ)とおでんを楽しみました。 DSCF1700.jpg DSCF1696.jpg

その後、塩山駅に戻り、山梨名物の「おざら」(ほうとうのつけ麺版)を食べて帰宅したのでした。