2019年12月14日、山梨県の高畑山〜倉岳山を歩いてきました。
高畑山と倉岳山は、大月市の「秀麗富嶽十二景」に選ばれており、山頂からの富士山の眺めがとても美しい山です。今回は職場の人たちとのグループ登山でした。気軽に登れて楽しい山がよかろう、ということで、このコースを選びました。
この時期に初心者を山に連れていく（私もまだまだ初心者ですけど）には、雪のない低山で、しかも眺望の良さなどの楽しみがある山を探すことになります。そうすると、アクセスが良く、富士山が綺麗に見える秀麗富嶽十二景はとてもありがたい存在です。
高畑山と倉岳山は、標高1,000m弱でそれほど標高差もなく、中央本線の鳥沢駅や梁川駅から登山口まで歩いてアクセスすることができ、そして沢と眺望を気軽に楽しめる山で、初心者にもおすすめです。
１.鳥沢駅から高畑山へ
鳥沢駅でメンバーと合流し、8時30分、鳥沢駅を出発です。ゴルフに行く人と山に行く人で賑わっていましたが、コンビニや商店などはありません。
道標に従って路地を抜け、登山口を目指します。
住宅地を抜けてゲートを過ぎると、小篠貯水池に着きます。人工の池ですが、なかなか美しい。
しばらく沢沿いの道を登っていきます。苔がきれい。
9時50分、地蔵の分岐に到着。ここから登りが始まります。
木々の間から、反対側の秀麗富嶽、扇山と百蔵山が見えます。
南側の斜面には、所々最後の紅葉が残っていました。
こちらは冬の里山の雰囲気。
植林の森を登っていきます。
10時50分、高畑山に到着しました。雲ひとつない快晴です。ここで初めて大きな富士山が見えるので、感動もひとしお。
２.高畑山から倉岳山へ
少し休憩したあと、倉岳山を目指します。途中の天神山では視界が開けます。
穴路峠に到着。かつては集落間をつなぐ生活道路で、多くの人が歩いていたようです。昔の人って隣町への移動が登山だったんだな。
このあたりも僅かですが紅葉がきれいでした。
苔を見つけると撮ってしまう。
山頂に繋がる稜線に出ました。
12時、倉岳山に到着。こちらでも富士山がきれいに見えます。
３.梁川駅へ下山
倉岳山でお昼を食べ、景色を堪能したら下山にかかります。
立野峠から道標に従って樹林帯に入っていきます。
沢の右岸と左岸を行ったり来たりするので、目印を探しながら歩きます。
台風の影響か、倒木が多かったですが、時折光が入る沢は美しかったです。
途中には栃の木の巨木も。すごい風格でした。
