Little Wing

カメラを持って、山に登ったり街を歩いたりします。

2019年最後の登山 箱根の明神ヶ岳〜金時山へ 富士山を眺めて最高の稜線歩き

2019年12月30日、箱根の明神ヶ岳〜金時山を歩いてきました。
今年の締めくくりとなる登山は、明神ヶ岳から登り、富士山を眺めながら稜線歩きが楽しめるこのコースに。この日はやや雲が多く、富士山は隠れがちでしたが、それでも十分楽しむことができました。

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金時山は人気の山ですが、私はまだ登ったことがありませんでした。金時山だけなら多くのコースがあって、初心者でも気軽に登れますが、おすすめは明神ヶ岳から金時山に至る稜線歩きです。最高に楽しく、とても満足できます。
後で知りましたが、金時山はその山容から猪鼻山という別名があって、亥年最後の登山にふさわしい選択だったと思います。

1.宮城野営業所から明神ヶ岳へ

小田原駅から桃源台行きのバスに乗り、宮城野営業所前で下車します。バス停の向かいにセブンイレブンがあって、食料の調達などに便利です。
7時30分、身支度を整えて出発です。標識に従って住宅街を抜け、登山道に入ります。 DSCF2847.jpg

登り始めは別荘地の脇の薄暗い樹林帯を登っていきます。今年の登山を振り返りつつ登ります。 DSCF2858.jpg DSCF2871.jpg

しばらく登ると、大涌谷がある神山と冠ヶ岳がよく見えます。 DSCF2887.jpg

ハコネダケの登山道。様々な植生があって景色が変わり、眺望がなくても楽しいです。 DSCF2891.jpg

稜線に上がると、登山道が白く凍っていました。さくさく音を立てながら歩きます。 DSCF2895.jpg DSCF2908.jpg

こちらは湘南の海。この日はやや霞んでいましたが、写真を拡大したらかすかに江ノ島も写っていました。 DSCF2916.jpg

こちらは南側を撮影。陽の入り方がきれいでした。 DSCF2919.jpg

9時15分、明神ヶ岳に到着です。こんもりした金時山の向こうに、富士山のおでこが少し見えていました。
ここから眺めると、カルデラと外輪山の景色がよく見えて、火山活動によって成り立った山々だということがよく分かりました。 DSCF2928.jpg

こちらは大涌谷。気温の低さもあるのか、噴気の迫力がすごいです。時折硫黄の匂いもしました。 DSCF2932.jpg

2.明神ヶ岳から金時山

金時山を目指します。これから歩く稜線がきれいに見えています。 DSCF2948.jpg

富士山が頭を出してくれました。富士山に向かって歩く笹原の登山道は、とても気持ちが良いです。 DSCF2976.jpg

アップダウンを繰り返しながら、樹林帯や笹原を交互に抜けていきます。 DSCF2993.jpg DSCF3003.jpg

背の高いハコネダケの道は眺望はないのですが、トンネルのようで楽しいです。 DSCF3012.jpg DSCF3014.jpg DSCF3034.jpg

金時山に続く登山道。美しいです。 DSCF3039.jpg

10時45分、矢倉沢峠に到着です。ここから金時山まで一気に登ります。 DSCF3044.jpg

急な階段が続きます。ちょうどここを登っている時にこの日一番晴れて、暑かった… DSCF3046.jpg

休憩を兼ねて、これまで歩いてきた道を振り返ります。 DSCF3051.jpg

11時30分、金時山に到着です。富士山も少しだけ見えました。 DSCF3056.jpg

芦ノ湖方面の眺め。雲は多かったですが、美しい眺めでした。 DSCF3060.jpg

3.金時山から足柄駅に下山

金時山でお昼を食べて、足柄峠を経て足柄駅に向かって下山します。 足柄駅と言っても小田急線ではなく御殿場線の方で、静岡県側に下ることになります。
北側に下るので、こちらは雪が残っていました。 DSCF3069.jpg

整備された急な道を下ってくると、鳥居がありました。振り返って撮影。 DSCF3077.jpg

この先はしばらくこのような林道です。 DSCF3079.jpg

足柄古道に入りました。時折石畳があり、風情のある道です。ただ、台風の影響で林道は荒れていて、通れない箇所もありました。 DSCF3093.jpg

14時すぎ、足柄駅に到着です。御殿場線で松田に出て、小田急線で帰りました。 DSCF3102.jpg

今年の登山を振り返ると、1月の丹沢に始まり、奥多摩八ヶ岳北アルプス、奥秩父、中央線沿線と多様な山を楽しむことができました。来年も安全第一で楽しんでいきます。そして写真の技術を上げられるよう、もっと頑張りたいです。