2023年5月4日、奥多摩の御前山に登りました。
ここ数年、5月の連休は渋滞を避けて近場の山に登っています。東京近郊の山々は新緑が美しい季節。昨年の浅間嶺に続き、今年も奥多摩に行くことにしました。
今回は、新たに導入したGF23mmF4 R LM WRをメインに、GF35-70mmF4.5-5.6 WRを携行してみました。はたしてこの構成は登山ではどうなのか。テストも兼ねています。
写真はすべてGFX50SⅡ/GF23mmF4 R LM WR・GF35-70mmF4.5-5.6 WRの組み合わせです。
1.奥多摩湖から御前山へ
奥多摩町役場の駐車場に車を停めて、朝6時過ぎ、奥多摩駅から始発の鴨沢西行きバスで奥多摩湖へ。奥多摩は登山を始めた頃によく来ていました。懐かしいなあ。
ダムの上を渡り、登山口へ。まずはGF23mmF4 R LM WRをつけています。こんなに広く写るんだー、と戸惑いと楽しさが入り混じる。
6時45分、登山開始です。大ブナ尾根は、最初がいちばん急です。美しい新緑を楽しみながら登ります。
7時30分、サス沢山の展望台に到着。奥多摩湖と奥には大菩薩嶺がよく見えています。
写真を拡大すると、手前の木々の葉はもちろん、向かいの山並みの木々や湖面のさざ波などがしっかり写っていて、やっぱり凄いレンズだなーとなりました。
新緑の尾根歩き。時折急坂もありますが、風が心地よく、最高の気分です。
御前山手前はカタクリの群生地、ということで植生保護のためよく整備されています。
8時45分、御前山山頂に到着。北西側が伐採され開けていて、この景色を眺めながらお昼(朝?)ご飯です。石尾根の一番左、うっすら防火帯らしきものが見える山が雲取山かな。
2.カタクリに癒され、鋸尾根を奥多摩駅へ
御前山といえば、春のカタクリが有名です。時期は過ぎていますが、まだ少しだけ咲き残ってくれていました。
GF23mmでは厳しいので、ここでGF35-70mmに交換。下向き加減の花をチルトを駆使して何とか撮影しました。登山道に這いつくばるおじさんの姿、誰にも見られないでよかった。
このあたりはそのままGF35-70mm。GFレンズの中では軽くて小さくて、35mm判換算で28-55mmという広角から標準域をカバー。やっぱり便利でいいなあ。
いかにも奥多摩的な景色も、すてきに写してくれる(気がします)。
鋸尾根に合流。右手(南側)に行けば大岳山、御岳山と歩いて行けますが、暑くて疲れたのでおとなしく左手(北側)の奥多摩駅方面へ。
愛宕神社に到着。鋸尾根、久しぶりに歩きましたが、やっぱり長い。所々ある岩場は難易度は高くありませんが、切れ落ちている箇所もあるので注意です。
3.YAMAPの記録はこちら
コースの詳細などはこちらをご覧ください。
GF23mmF4 R LM WR、分かってはいたものの、開封したときはその重さ(845g)と太さ(フィルター径82mm)に笑ってしまうほど。ですが、GFX50SIIに装着してみると、バランスが良いせいか、意外と大きさを感じません。何よりその描写と換算で18mmという超広角が登山での表現に幅を与えてくれるはず、と思っています。
PHOTO YODOBASHIではGF23mmF4 R LM WRは、「腕のリトマス試験紙」と表現されています。この素晴らしいレンズを活かせるよう、じっくり追求していきたいです。