Little Wing

カメラを持って、山に登ったり街を歩いたりします。

奥秩父・甲武信ヶ岳 千曲川の源流をたどり、秋の奥秩父の森を歩く

2023年10月21日、奥秩父甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)に登りました。 DSCF8638.jpg

秋の山はどこへ行こう、狙っていた上信越方面は天気が悪そう。では久しぶりに奥秩父かな、ということで甲武信ヶ岳を選びました。長野県川上村の毛木平駐車場に車を停めて、千曲川の源流を辿るコースを日帰りで往復です。
初めて甲武信ヶ岳に登ったのは2017年。そのときは山梨県側の西沢渓谷から登りました。樹林の急登がひたすら続いて、きつかった覚えがあります。今回のルートは急な登りは稜線と山頂の手前くらい。あとは千曲川に沿って、奥秩父らしい針葉樹と苔の森をのんびり登っていくことができます。
写真はすべてGFX50SⅡ/GF23mmF4 R LM WR・GF35-70mmF4.5-5.6 WRの組み合わせです。

1.千曲川沿いの道を登る

朝6時に駐車場を出発。この日は土曜日、朝5時過ぎの時点で駐車場は既に7、8割ほどの埋まり具合。6時の時点でほぼ満車で、下山してみると路駐も多数発生していました。
駐車場で標高は1,500m弱。気温は2度でした。もうすっかり秋です。トイレを済ませて登山開始です。
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登り初めのレンズはGF35-70mmF4.5-5.6 WR。最初からよい雰囲気です。秋の森のよい香りがします。 DSCF8383.jpg

山の神様に、お邪魔しますとご挨拶と安全登山を祈願。 DSCF8389.jpg

美しいカラマツ林。色づきはもう少し先でしょうか。 DSCF8405.jpg

夜半まで雨が降っていたようで、紅葉の向こうに霧が。 DSCF8424.jpg

千曲川沿いの道。 DSCF8443.jpg

7時30分、ナメ滝に到着。この時間は光が入らないので、写真は帰りに撮ることにします。 DSCF8446.jpg

しっとりとした苔と針葉樹の森が美しいです。 DSCF8460.jpg

ようやく森に日が差してきました。 DSCF8466.jpg DSCF8477.jpg

それほどきつい登りもなく、道も明瞭で沢沿いの森が美しい。本当にすばらしいコースです。 DSCF8482.jpg DSCF8505.jpg

8時50分、千曲川源流に到着しました。ここから長野県を流れて新潟県に入って信濃川となり、日本海に注ぐんですね。 DSCF8524.jpg

ここから稜線の奥秩父縦走路に至るまでがやや急です。 DSCF8529.jpg

稜線に出ました。奥秩父縦走路は、瑞牆山のふもとから始まって、ずっと辿っていくと奥多摩駅まで歩けるそうです。 DSCF8532.jpg DSCF8539.jpg

2.山頂へ

山頂まではやや急です。 DSCF8550.jpg DSCF8552.jpg

9時15分、山頂に到着です。 DSCF8603.jpg

一瞬だけ雲が晴れて富士山の頭が見えました。 DSCF8578.jpg

ここでレンズをGF23mmF4 R LM WR交換です。金峰山へと続く奥秩父縦走路。左奥は南アルプス、右奥は八ヶ岳です。 DSCF8616.jpg

山頂でのんびりお昼ごはん。風が少しありましたが、そこまで寒くもなかったです。名残惜しいですが、下山します。きた道を戻ります。 DSCF8622.jpg

3.紅葉と沢を撮りながら下山

お昼近くなって、薄暗かった森に日が差し込んでいます。 DSCF8676.jpg

こちらは野生?のカラマツでしょうか。鮮やかな黄色が青空に映えます。 DSCF8685.jpg

12時前、ナメ滝に戻ってきました。日が差し込んで、朝より美しい光景です。 DSCF8725.jpg

スローシャッターにしてみたり。F32まで絞って、1/8秒です。 DSCF8738.jpg

標高1,700mあたりが紅葉のピークでした。オレンジに輝く森。 DSCF8794.jpg DSCF8777.jpg

こちらは真っ赤です。 DSCF8779.jpg DSCF8809.jpg

カラマツ林も朝とは違った雰囲気に。 DSCF8815.jpg DSCF8843.jpg

13時20分、下山完了しました。

4.YAMAPの記録はこちら

コースの詳細などはこちらをご覧ください。

yamap.com

久しぶりに歩いた奥秩父の森はやはり素晴らしかったです。特に今回の千曲川源流を辿るコースは、美しい苔と針葉樹の森、千曲川の流れと楽しみながら、のんびり歩くことができます。さらに紅葉の美しさも味わうことができました。
同じ山でも歩くコースや季節、天候などの条件で、受ける印象が大きく変わります。それは登る側の体調や心境、経験などによっても変わってきますね。甲武信ヶ岳も2度目の登山で好きな山の一つになりました。また登りに来たいと思います。

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