Little Wing

カメラを持って、山に登ったり街を歩いたりします。

渓谷と滝を楽しむ奥多摩・川苔山 川乗橋から登り、奥多摩駅に下山する日帰り登山

2019年6月1日、奥多摩の川苔山に登りました。
奥多摩駅からバスで川乗橋へ行き、川苔山山頂を経て、奥多摩駅に下山しました。 DSCF8534.jpg

梅雨に入る前に、渓谷での写真練習と登山が楽しめる所に行きたいと思っていました。西沢渓谷からの甲武信ヶ岳や、海沢探勝路からの大岳山も候補でしたが、まだ行ったことのない川苔山に行くことにしました。 川苔山は、奥多摩でも人気の山で、そこそこ天気の良かったこの日(午前中晴れ、午後から曇り予報)は臨時バスが出る盛況ぶりでした。

奥多摩駅からバスで川乗橋へ

始発の青梅線奥多摩駅に到着すると、皆さんバス停に急ぎます。私はこのような場面で人と競うのが苦手なので、のんびり駅の外のトイレで用を済ませました。
バス停は改札を出て右手、東日原/鍾乳洞方面に乗ります。川乗橋方面はすでに長蛇の列。始発に乗れないと困るな、と思っていたら、ありがたいことに川乗橋行きの臨時バスが出ました。バスはぎゅうぎゅうですが、乗車時間は15分もないので、座れなくても問題ありません。
7時45分、バス停でおにぎりを食べてから出発です。

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しばらくは沢沿いの林道歩き。朝日が差し込み、新緑もきれいで気持ちが良いです。
よく「奥多摩のような樹林」とつまらない地味な樹林帯を揶揄する言葉として言われます。せっかく月に一度の登山を楽しみに来ているので、そんな樹林帯でも光を見つけたり、なるべくきれいなものを見つけたいと思って写真を撮っています。 DSCF8478.jpg DSCF8480.jpg DSCF8483.jpg

8時15分、細倉橋に到着。ここから登山道に入ります。ここにはいちおうトイレがあります。 DSCF8486.jpg

2渓谷沿いを百尋ノ滝へ

百尋ノ滝まで楽しい渓谷歩きです。X-H1の手ぶれ補正を活かして、手持ちで撮ります。0.5秒まではいける気がします。と言いつつ、ぶれてるか。写真うまくなりたい。 DSCF8495.jpg DSCF8502.jpg DSCF8516.jpg

9時前、百尋ノ滝につきました。この滝は、直下まで行けるので写真撮影がとても楽しいです。 DSCF8523.jpg DSCF8527.jpg DSCF8535.jpg

登山で三脚を使うためには、持ち運ぶための体力と、通常のコースタイムに加えて撮影時間の確保が課題となります。X-H1はFUJIFILMで唯一ボディ側に手ぶれ補正があり、レッドバッジのXF16-55mmF2.8と組み合わせて登山で使うために思い切ってX-T1から乗り換えました。それをいいことに、未だに三脚を買っていません。しかし、山でも街でも「三脚があればなあ」と思うことがあるのも事実なので、導入を検討中です。

3山頂で休憩後、奥多摩駅へ下山

百尋ノ滝で撮影を楽しんだら、山頂に向かいます。しばらく山腹をトラバースしながら登ります。谷側は崖になっているので気をつけましょう。 DSCF8540.jpg

10時過ぎ、山頂に至る尾根に出ました。ここまで来れば、山頂まで5分ほどです。 DSCF8559.jpg

山頂は西側が開けています。山頂碑の左側が雲取山、一番左側に目立っているのは鷹ノ巣山です。やや雲が多くなってきていたので眺望はあまり期待していませんでしたが、よく見えました。 DSCF8560.jpg

山頂のベンチでお昼を食べて、下山にかかります。下山は本仁田山を経由して奥多摩駅を目指すルートにしました。 DSCF8571.jpg

標高1,200mあたりはツツジがきれいでした。アカヤシオもきれいな山だそうですが、時期を過ぎていました。 DSCF8587.jpg

下山ではほとんど人に会いません。途中まで一緒だった人たちも、多くは鳩ノ巣駅を目指すようでした。 DSCF8593.jpg

大ダワに到着。徐々に陽が陰り、杉も増えて奥多摩の樹林らしくなってきました。 DSCF8601.jpg DSCF8604.jpg DSCF8610.jpg

本仁田山に到着。ここで若者集団が肉を焼いて宴会をしていました。ずいぶん渋いところで宴会しますね。 DSCF8614.jpg DSCF8617.jpg

この先、山と高原地図でも「急坂」となっていますが、急な上に地面が砂地で歩きにくいです。前を行くおじさんが滑って転んでるな、と思ったら、私も滑って転びそうになりました。
また、この写真にもある「杖にした枝を放置するな」という張り紙を何度か見かけました。たぶんこの先の下山口にある民家の方がお困りなのでしょう。気を付けましょう。 DSCF8628.jpg

登山口に到着。あとは標識に従って奥多摩駅に向かいます。途中にかっこいい工場があります。 DSCF8638.jpg DSCF8641.jpg

13時30分頃、奥多摩駅に到着です。 DSCF8644.jpg

せっかく奥多摩駅に下山したなら「バテレ」で地ビールでも飲んだら最高なんでしょうが、お酒を飲めない私は炭酸飲料で一人乾杯して帰宅したのでした。