このたび、愛用していたX-E4とVoigtlander NOKTON 35mm F1.2を手放すことにしました。これまでの感謝を込めて、この組み合わせで撮った写真を振り返ります。
初めに申し上げておきますが、この一連の騒動？でフジフイルムに愛想を尽かした、とかそんなわけではありません。このタイミングになったのはまったくの偶然で、前々からお散歩カメラの入れ替えをあれこれ検討していました。これからもGFXをメインに使っていくつもりです。
X-E3と入れ替えてX-E4を購入したのは、2021年の夏。X-E3もX-E4も登山の際にX-H1のサブカメラとして使うことが主な目的でした。しかしコロナもあってなかなか登山や遠出をする機会がなく、更にX-H1に換えてGFXを導入してからは山に持ち出すこともなくなって、お散歩カメラになっていました。結果として、X-E3よりも使う機会が少なくなってしまいましたね。
GFXを導入した際にはXマウントはすべて手放そうかな、とも思いましたが、このVoigtlander NOKTON 35mm F1.2が好きで、X-E4と共に手元に残すことにしました。
振り返ってみると、結局山に持ち出したのは高尾だけでした。
こちらは東京の深川にある実家周辺。
こちらは代々木公園と明治神宮周辺。
Voigtlander NOKTON 35mm F1.2は開放で撮った時のこの滲みというか、淡い雰囲気も好きでした。
周辺の減光もなんとなく好きで、16:9で撮ってあえて補正しなかったり。
近所のお散歩写真がいちばん多くなりました。
早朝と夕方のお散歩写真。
というわけで、X-E4／Voigtlander NOKTON 35mm F1.2で撮った写真を振り返ってみました。X-E4、とても素晴らしいカメラでお勧めしたいところですが、全然買えないんですよね。X-E3もいいカメラですよ。と思ったら、X-E3さえあまり売ってませんね... 。
Voigtlander NOKTON 35mm F1.2もすごくいいレンズです。写りはもちろん、ピントリングや絞りリングの動きとか、プロダクトとしての完成度が純正XFレンズよりも高いように感じます。こちらはしっかり流通しているので、ぜひ。MFレンズなので、そこだけご注意ください。
これで手持ちのXマウントのカメラとレンズをすべて手放すことになります。初めてX-M1を購入して10年弱。その後、登山を始めてX-T1、X-H1と使い、GFX50SIIに乗り換えてきました。写真の楽しさを教えてくれたのは、Xマウントのカメラでした。そしてX-E4と引き換えに来る新しいカメラは、初めてのフジフイルム以外のカメラです。わくわく。
今でもXマウントは大好きで、X-H2とXF16-55mmF2.8なんて使ってみたいです。冒頭にも書きましたが、フジフイルムを離れるわけではなく、これからもGFXをメインに使っていきます。もう少し歳をとって、GFXを持って山に登るのが辛くなってきたら、またXマウントに戻るかもしれません。ありがとうX-E4。ありがとうXマウント。またいつか。
